アラブの今を感じる:アラブ・エクスプレス展(六本木ヒルズ 森美術館)
2012年 09月 29日
六本木ヒルズ 森美術館で開催中の「アラブ・エクスプレス展」に行って来た。
急速に変化を遂げるアラブ世界の今が観れるアートの数々。
文化も信仰も気候も全く日本と違った国々。
女性が差別されたり自由に意見を言えないそんな部分がたくさんある国々。
だから普段のアート鑑賞のように
「わあきれい」とストレートに感動することの出来ない
静かで深いものばかりだった。
私が一番、ショックを受けたのは
大きなスクリーンで男性が何かを読み上げている映像作品。
その彫りの深いエキゾチックな顔の青年の前には銃が置いてある。
それは「犯行声明を行ってる犯人」にしか見えないのだけれど、
実際は、パレスチナの俳優が「千夜一夜物語」をただ読み上げているだけ。
外見でいろんなことを判断しないようにしたいと思っていたのに
やはりそうとしか見えてなかった自分。
大きな瞳は何かを訴えかけるようで、でも口は塞がれている作品。
黒い液体が延々と吹き出す噴水の部屋。
以前は公開死刑場だった場所を、同じ夜明けに撮った写真群。
自由に捉えることもできる。
でもここへ来た人たちはきっと作家の意図を理解しようとつとめ、
さらにそこから自分で考えて自分の中に何かを得ようとするだろうな。
知らない世界,知らない国,知らない考え方があることを理解したいから。
そんな作品ばかり。
観終わったらグッタリだったけれど
こういう時間はとても必要だなと思った。
(でもこういうキッチュな作品もあります)
急速に変化を遂げるアラブ世界の今が観れるアートの数々。
文化も信仰も気候も全く日本と違った国々。
女性が差別されたり自由に意見を言えないそんな部分がたくさんある国々。
だから普段のアート鑑賞のように
「わあきれい」とストレートに感動することの出来ない
静かで深いものばかりだった。
私が一番、ショックを受けたのは
大きなスクリーンで男性が何かを読み上げている映像作品。
その彫りの深いエキゾチックな顔の青年の前には銃が置いてある。
それは「犯行声明を行ってる犯人」にしか見えないのだけれど、
実際は、パレスチナの俳優が「千夜一夜物語」をただ読み上げているだけ。
外見でいろんなことを判断しないようにしたいと思っていたのに
やはりそうとしか見えてなかった自分。
大きな瞳は何かを訴えかけるようで、でも口は塞がれている作品。
黒い液体が延々と吹き出す噴水の部屋。
以前は公開死刑場だった場所を、同じ夜明けに撮った写真群。
自由に捉えることもできる。
でもここへ来た人たちはきっと作家の意図を理解しようとつとめ、
さらにそこから自分で考えて自分の中に何かを得ようとするだろうな。
知らない世界,知らない国,知らない考え方があることを理解したいから。
そんな作品ばかり。
観終わったらグッタリだったけれど
こういう時間はとても必要だなと思った。
(でもこういうキッチュな作品もあります)