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次の世代にも伝えたいと思えるモノたち:テマヒマ展<東北の食と住>

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ようやく行ってきたテマヒマ展 <東北の食と住>

場所は東京ミッドタウン横の広ーいグリーンの中にある21_21 DESIGN SIGHT

グラフィックデザイナー佐藤卓さんとプロダクトデザイナー深澤直人さんの視点から
東北の「食と住」に焦点を当てた企画。

まず入ると東北6県の地図があり、
どこでどういうものが作られているのかが一目瞭然。
「こんなに伝統的な食べ物や道具が作られているのか」とまず圧倒される。
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次の部屋の入ると大きな映像。

まずは画面一杯に手がクローズアップ。
それからその手を持った職人さんの仕事風景が淡々と描かれる。

きりたんぽを作る女性たち
りんご剪定ばさみを作る男性

何かを作り出すその人たちの手や顔
そして仕事場、モノの出来上がっていく過程。
言葉がなくても伝わってくる手間ひまかけて納得のいくものを作る様子。

特に印象に残ったのは、竹細工でお蕎麦を入れる皿を作っていた男性。
かなりのお年に見えたけれど、刃物で力一杯竹を割り、薄く削り、編んでいく。
その力強さに、圧倒される。

メインの広い空間もまたすばらしい。

「麩」や「凍み餅」や「干し菊」や「いわしの焼干し」
そういうどうっていうことのないものをガラスケースに整然と並べる事で
とても美しいオブジェのようになる。

かなり長い時間、ゆっくりゆっくり噛み締めるように展示を見てた。


美しい自然の一部を私たちは使わせてもらってて

それを手間ひまかけることで

厳しい冬の間も美味しく食べられるものになったり

しっかりとした実用品になったり

次の世代にも伝えたいと思えるような道具になったりするのだな。



そういうことを考えたよ。

時間をたっぷり取ってお出かけするのをオススメ。
8/26(日)まで。
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