秋岡芳夫展@目黒区美術館:モノへの思想と関係のデザイン

目黒駅に用事があって出かけたら目黒通り沿いにたくさんの黄色いノボリが。

秋岡芳夫展の宣伝でした。

なので気になって駅からブラブラ歩き、気持ちのいい川沿いの道や公園を抜け
目黒区美術館へ。
d0339885_13490941.jpg

ここは静かなお客さんが多くてゆったり観れるから好き。

建物も質素というか簡素な感じでシンプルで好きなんだよねー。
威圧感や大げさ感がなくて。

秋岡芳夫展 モノへの思想と関係のデザイン

そして秋岡芳夫さんって全然知らなかったんだけど、
戦後初の工業デザイングループKAKを立ち上げ
今もその建物は目黒区中町にあるんだって。

彼がデザインしたラジオキャビネットやカメラは
どれもシンプルで懐かしく今でもかっこいい。

道具は手の延長線と考えて、
日本に残っていたすばらしい手道具を集めた一角も見応えあるー。
(金槌やのこぎりなどだよ)

そして実際にデザインした椅子や器に触れる空間も楽しい。

1970年代頃からは、大量生産に疑問を抱き「消費者から愛用者へ」という言葉を使い
永く使えるものへと興味が移っていき、地域社会のデザインに取り組み
東北のアカ松やエゾ松を素材にした木の器なども作っていったらしい。

「いい器は一器多様」(ちょっと違ったかも)と言って
四角い器にお刺身を盛り
長細い器におにぎりとお漬け物とめざしを並べ
バスケットにはサラダを載せ。
そういう楽しい映像も観れますよ。

「木は人間が作る事が出来る天然素材。そして人類が滅びる日まで役立つもの」
(これもあやふやで間違ってたらすみません!)
という言葉もすばらしいなあ。

「きちんと作られたものを選び、気持ちよく暮らしたい」ということに
最近ようやく気づいた私。

秋岡さんはほとんどの人たちが気づいていない1960年頃からそういう思いで
ずっとデザインをしてきたのだなあと思うとなんだか感動。

まだ始まったばかりで、12/25(日)まで目黒区美術館で開催中

入口近くのお部屋でやってる木工の様子も楽しいよ。
見学自由でとても親切に説明してくださったのだった。


★以前のブログはこちら
<< 角田光代さんとの共著「Pres... クエ喰えもう喰えん >>