必要なものだけを描くフィリップワイズベッカー

フィリップ・ワイズベッカー展がよすぎて今頭がくらくらしてます。

今日からクラスカ ギャラリー&ショップドー本店で開催されている
PHILIPPE WEISBECKER 「Line Work」
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なんだろう。

あまり彼がどういう人なのかとか背景を知らないけれど
静かにまっすぐなラインを引き
ゆっくりとその中をぬりつぶしていく姿が目に浮かぶよう。

ラインってその人の性格や思いが自然と出るんだなあ。

どの絵もなんか少し不思議なズレ。
でも見えるままを描いた正しい形。
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二カ所に分かれた展示。

一部屋目は、本当にラインだけのシンプルな作品たち。
シンとしててゆっくりと空間を漂ってるようなフォルム。
ブラシやタライや器・・・時には強く時には弱くシンプルなラインで描かれてる。

二部屋目は、車や建物がずらり。
一見無機質な空間をぐるりと囲む、色鉛筆でグリグリと色づけされた作品に
「守られてる」みたい。
天井からつり下げられたランプや机も含めて彼の作品のように見えてくる。

今日から始まった展示。
まだ誰もいない空間でかすかなピアノの音の中で思いっきり堪能。

ああ、なんて贅沢な時間。

こう描こう描きたいじゃなくて自然に描けちゃった彼だけの必要なライン。

私も自己模倣はしたくない。
毎日新しいことに出会っているのだから
今日描いたモノと同じモノはもう明日は描けないのだ。
そして世界をどう見てどう描こうと自由なのだ。


彼の作品に囲まれていると自然とそう思えて、涙が出てきた。

常に前を向いて描いていきたい。
そして私もいつかこんな空間で展覧会したいなあ。

展示は10/23(日)まで
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